個人型確定拠出年金、iDeCo始めました。
- iDeCo、始めました。
- iDeCo口座開設完了!
- iDeCoってどんなもの?
- iDeCoは手堅い将来資金です。
- iDeCoはどのくらいお得なの?
- 大前提!忘れるべからず!
- iDeCoは退職所得控除の対象
- まとめ的なもの
iDeCo、始めました。
もう話題一巡、目新しいものではなくなったiDeCo、個人型確定拠出年金です。
iDeCoの書籍は書店の株や投資のコーナーで、NISAと並んで平積みされておりますが、銀行さんが言うには、加入者はまだまだだそうです。
NISAはともかく、iDeCoに関して言えば、可処分所得カツカツという方でなければ、トクしかない制度。
加入者が少ないということは、制度が周知されていないということでしょうね。
私もトクだとは思いつつ、なかなかiDeCoについて具体的に調べることもせずに過ごしておりました。
そこへ会社でお世話になっている銀行さんに勧められ、始める気になりました。
そして、その銀行ではなく、元々口座を持っているネット証券で、iDeCo口座を開設しました。
○○さん、いつもお世話になっております。
そしてごめんなさい。
でも昨年投信申し込んだので許してね。
さて、そんなわけで、iDeCo、始めました。
iDeCo口座開設完了!
iDeCoの口座開設の申し込みをしたのは先月頭、一ヶ月半でやっと口座開設です。
やっと、とはいうものの、申込書、説明書に書かれていたスケジュールではもう少し遅くなる見込みだったので、少し早まった形。
積立は少しでも早く開始し、所得から控除を受けたいですからね。
今回届いたのは証券会社のiDeCo専用サイトへのログインIDとパスワードです。
これからこつこつと、貯めていきたいと思います。
iDeCoってどんなもの?
さてこのiDeCoという制度、いったいどんなものなのでしょうか?
皆さん、年末調整で控除されるものと言えば何を思い浮かべますか?
扶養控除、配偶者控除でしょうか。
個人事業主なら小規模企業共済に加入されている方もいらっしゃいますよね。
これも全額控除対象です。
住宅ローンを組んでいる方なら、年末調整で控除できます。
色々ありますが、誰にとっても身近なのは、やはり生命保険料控除でしょう。
生命保険料控除は、
- 一般の生命保険
- 年金保険
- 介護保険
この三つを、掛け金によってそれぞれ最大4万円ずつ、合計12万円を所得控除することができます。
沢山保険に加入していて、マックスの12万円の所得控除をうけるとすると、所得税率が20%の方であれば、24,000円が戻ってくることになります。
(もちろん扶養や他の要素により必ずしもこの金額にはなりませんが)
これでもサラリーマンからすると、ちょっとしたお小遣いです。
でも、年間で24,000円では、12月、1月に貰って、一瞬でなくなってしまいます…。
もっと欲しい、ですよね?
そしたら、iDeCo、個人型確定拠出年金に入りましょう。
iDeCoは手堅い将来資金です。
動機は不純ですが、投機のようにゼロサムゲームではありません。
貯蓄型の商品での運用なら元本割れの心配もありません。
それでいて、全額所得控除の対象になり節税に繋がります。
それがiDeCoです。
何よりもiDeCoはお国が推奨しているわけですから、大船に乗った気分で加入すればよいのです。
泥船の可能性は…ないと信じましょう。
しっかりと満期まで積み立てて、来るべき老後資金、セカンド、サードライフ資金に充てましょう。
iDeCoはどのくらいお得なの?
サラリーマン、国民年金の第2号被保険者の場合、月額で最大23,000円の掛け金を設定できます。
これを12か月分ですから、276,000円を確定拠出年金に回すわけですね。
この276,000円に、先ほどの所得税率20%をかけてやると、55,200円の還付、節税ということになります。
ほら、大きいでしょ?
さらに、所得控除を受けるということは、住民税にも影響がありますね。
住民税は10%ですから、翌年から27,600円、住民税が安くなります。
合計すると、毎年82,800円も税金が安くなるということです。
同じように投資するにしても、投資信託では不景気ならマイナス、元本割れもあり得ます。
この点はiDeCoも同じですが、iDeCoには運用益以上に嬉しい所得控除、節税効果があります。
ですから、若い方がこれから将来に向けて投資を始める場合、一番最初に考えるべきはiDeCoといえるでしょう。
本当にそんなにお得なの?
という方は、下記サイトで試算してみるとよいでしょう。
金、株式、債券、投資信託、色々ありますが、まずはiDeCo。
大前提!忘れるべからず!
ただし!!
一番重要なことを忘れてはいけませんね。
iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」です。
あくまで「年金」です。
年金というからには、若いうちに引き出すことはできません。
ですからiDeCoは、若い方にとっては、長らく引き出せないお金となります。
当たり前ですが。
保険のように払い止めは可能なので、ライフステージの移り変わりでお金が入用になり、貯蓄や投資にお金を回している余裕がない、ということであれば、払込停止できます。
意外に融通が利くのがiDeCoです。
口座維持手数料のようなものはかかってしまいますが、それまでの節税額と比べたら微々たるものです。
iDeCoの目的は「老後等将来資金」、60歳までは「引き出せない」、この2点を抑えておけば間違いはないでしょう。
iDeCoは退職所得控除の対象
付け加えるなら、iDeCoは60歳を超えて引き出すとき、退職一時金としてもらうことも、年金としてもらうことも可能です。
(現在、受給を65歳に延長する検討がされているようです。確定拠出年金の加入期間延長検討 | ロイター)
これから定年の年齢は引き上げられていきますが、仮に60歳で会社を引退!そしてiDeCoも引き出す!という場合は、退職金が退職控除額内に収まるかはよく注意しなければなりません。
もし上場企業などにお勤めで、会社の退職金がたんまりあるよ、という方は、iDeCoは年金として受け取ったほうが良いかもしれませんね。
まとめ的なもの
一般論として色々と書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
このiDeCo、若いうちから始めると、加入していない人と比べて一生涯で100万円単位で納税額が変わってきます。
国の後押しもある制度ですので、あやしいものではありません。
興味があれば、書籍で深めてみたり、給与口座の銀行さんなどに問い合わせてみるとよいと思います。
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最後に一言…。
このエントリーは個人の見解に基づいて書かれており、iDeCo加入時の利益等を保証するものではありません。
加入、運用については個人の責任においてなされますようお願いいたします。
では。