『人生がときめく片づけの魔法』こんまりメソッド、読んで即実践!捨てまくってお部屋もスッキリ!
部屋の掃除を始める、その前に
いつもはビジネス書ばかりですので、今回はかなり変り種。
お片づけの定番本、『人生がときめく片づけの魔法』を読みました。
主に主婦層をターゲットにした本かなと思いましたが、部屋の片づけも長らく手付かずとなっているので、 さくっと読んで、早速実践してみました。
アメリカでも大人気の片づけメソッド
そもそも本書の著者、こんまりこと近藤麻理恵さんを知ったのは、『NewsPicks Magazine vol.4 spring 2019』がきっかけ。
先日エントリーしましたが、vol.4では英語がテーマでした。
英語と片づけメソッド、全く結び付きませんが、実はこのこんまりさん、現在はアメリカ在住です。
そして、Netflixで大人気のお片づけ番組を持っています。
また、「こんどう」、「こんまり」という名前は、そのまま「片付ける」という意味の動詞として使われているのだとか…。
Let's Kondo!!とか、I konmaried my room yesterday.とか言うんでしょうか…。
さらに、アメリカのTIME誌で、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれています。
調べてみると、この100人は、パイオニア、アーティスト、指導者、アイコン、タイタンという5つのカテゴリで選出されるようです。
こんまりさんが選出されたのは2015年ですが、なんとアーティストとして選出されています。
片づけはアートなんですね…。
ちなみにもう一人の日本人は、村上春樹さんです。
世界の村上と肩を並べるこんまりさん、すごいですね。
ときめき基準がこんまりメソッド
こんまりメソッドは、まず捨てること、それから収納場所を決めること。
捨てるのにもルールがあって、場所別ではなく、カテゴリ別に捨てること。
部屋のこのタンスの中を片付ける、ではなく、服であればハンガーにかかっているもの、タンスに入っているもの、クローゼットの中のもの、全て引っ張り出して、一気に捨てるか残すかの判断を行うそうです。
引っ張り出したものはひととこに集めるので、服の山が出来上がります。
カテゴリごとに行うことで、効率的に捨てていくことができます。
そしてこの捨てる時の判断基準が、とても可愛らしいのです。
捨てる対象となるものを胸に当ててみて…「キュン♡」となるかどうかが、捨てるか残すかの基準だそうです。
とても正直でわかりやすい基準ですが、「キュン♡」とするものが多い方は、なかなか大変なお片づけになりそうですね(笑)
実際にやってみた
お片づけメソッドですので図入りで文字も少ないだろうと思っていましたが、とんでもなかったです。
図は一切なし、文字も大きくないので、NewsPicksBookなどの読みやすさ重視の最近のビジネス書よりも文字数は多いです。
これで税抜1,100円って、ものすごくお買い得感がありますね。
がっつりと読んでから、即実践に移りました。
本来のこんまりメソッドとは違いますが、今回は服と雑貨だけ。
これが部屋のスペースを圧迫しているので、目下どうにかしたいモノたちなのです…。
ほとんどときめかない事態に…
さて、ハンガーから、タンスから、クローゼットから、どんどんと衣類を引っ張り出しました。
先ほど書いた通り、大きな山が部屋の真ん中に出来上がりました。
次は一つ一つときめきを確かめていく、はずなのですが…。
もう胸に当てるまでもなくキュンとしないものばかり。
飽きっぽい性分が出ますね、これ。
以前はあれだけ着ていたのに、今となっては冷静な仕分け対象に。
ほとんどときめきもなく、事務処理的に30リットル袋に詰め込まれていきます。
集めて、捨てて、2時間ほどかかりました。
そうして詰め込んだ30リットル袋、なんと7袋!!
服って嵩張りますから、がっつり捨てればこんなことになるんですね…。
服好きな方ならあっさり二桁いくんだろうなぁ…。
久しぶりに見る床
こんまりメソッドを実践し、30リットル袋を7袋、片付けました。
部屋へ戻ってみると、まず何より部屋が広く感じます。
先ほどまで服が山のようになっていたわけですから当たり前ですが、それを抜きにしても、つい2時間前より見える床の面積が広がっています。
普段着ってついつい床に置いてしまうんですよね。
この「床が見える」という喜びは、体験した人でないとなかなかわからないかもしれません。
毎日ちゃんとお片づけしている方には、当たり前すぎてわからないかもしれませんね。
怠惰故、ですが、これはとても嬉しいことでした。
できる限りこの状態を維持したいな、とも思いました。
本来のこんまりメソッドでは、より多くのものを捨てて捨てて捨てまくる必要があります。
そののちに、残った思い入れのあるモノたちの居場所を決めてあげることでメソッド完了。
今回私はその一部しかできませんでしたが、また時間を見つけて他のものも捨てて、さらにその先も実践してみたいと思います。
この床が見える喜びを、当たり前のことにしなければなりませんね。
まとめ的なもの
こんまりメソッドのおかげで、心なしか気持ちも軽やかになった気がします。
このよい流れ、勢いにのって、会社でもモノを捨てまくりました。
会社にある使いかけの文房具や古い書類なんて、それこそまったくときめかないので、ものすごい勢いで捨てまくることができました。
また、今回本を読む前に動画も見ていたのですが、こんまりさんはとても可愛らしい方で、 文章からもそれが見て取れます。
でも、このメソッド自体はそんなゆるふわなものではありません。
5歳から『ESSE』を読み漁っていて、お片づけが趣味だったこんまりさんの集大成ですから、かなり詳細で体系立っています。
家庭のお片づけの手順書として、一家に一冊おいておくと、色々と捗るのではないでしょうか。
シリーズ1,000万部も納得の内容です。