一番気が引き締まるもの
こんばんは。
行政書士に限らずですが、いろいろと開業準備をするなかで、一番気が引き締まるものってなんでしょうか。
実印を作って登録すると、とても責任を感じます。
金庫を買うと、それに見合った重要な何かで満たせるか、心配になります。
事務用品は、仕事をするスペースとしての充実感もありますね。
でも、金額的にはそんなに高くはないのですが、最も気が引き締まるものというと、看板かなと思います。
先日、注文していた事務所の看板が出来上がりました。
「行政書士」というプロフェッショナルを証明する名称とともに、自分の氏名が入る。
そして私の事務所ですよ、お仕事承りますよという外部へアピールをするもの。
看板背負ってるとは言いますが、サラリーマンとして日々背負っている看板とは重さがちがいます。
サラリーマンの責任が軽いというわけでは、もちろんないですよ。
自分の名前でやる、ということは、すべての責任が自分に降りかかるということ。
仕入れて売るものではないので、売れ残りで大赤字、というものではありません。
ですが、書類作成に不備があって許可が下りなかったり、誤ったアドバイスなどをしてミスリードしたら…。
場合によっては多額の損害賠償金を請求されてしまいます。
法律の相談も、軽い気持ちで乗ってしまうと業際問題に足を突っ込みかねません。
会社ならクビで済むかもしれません。
事業主には逃げ道はありません。
捌き切るも損害賠償を負うも、すべて自分の責任の範疇。
看板を掲げるということは、責任を負う覚悟であるとも言えます。
パラレルキャリアだとか、副業だとか言っても、お客さんの立場からすれば、プロだし、お金を払う相手。
それに見合った価値を提供できなければ、次はありません。
それでは食べていけなくなってしまうので、自分でなんとかしなければなりません。
良いも悪いも全て、自分に跳ね返ってきます。
看板を見ると、そのような思いで身が引き締まります。
やらねば!!