初の本会、研修へ行ってまいりました。
こんにちは。
5月に行政書士登録を完了してから、支部会総会やら支部長面談やらありましたが、この度初めて本会(県書士会)の研修へも行ってまいりました。
行政書士として業務はまだ行っておりませんが、半年分の会費は納めております。
月額にすると、県と支部で月6,500円。
決して高い金額ではありませんが、金額だけ見れば安いとも思えません。
ですが、本会と支部とで研修会を行っておりますし、会員専用の動画、法改正情報なども利用できます。
これらをフルに利用するなら、現在の本業である勤め先での法務実務において寄与する部分は多くあると思います。
結果として6,500円というのは、とても安いコストだと言えると思います。
さて、今回参加したのは、いわゆる「届出済行政書士」になるための法定研修会です。
なにを届け出るのかというと、入管業務を行う行政書士であることです。
今後、日本の人口は減る一方。
労働者の減少を補うためには、どうしたって外国人労働者を受け入れなければなりません。
これから需要が増加する業務ではないでしょうか。
ただし、ずっと以前からある業務ですので、レッドオーシャンとも言えますが。
行政書士業務って、代書屋部分だけでみると完全なコモディティサービスなので、競合する先生方が数多くいる中で、自分はどのような付加価値をつけられるのかを考えていかないといけませんね。
副業行政書士であるのならなおのこと、です。
写真のテキスト、正面から撮影してしまったので厚みが伝わらないのですが、150ページもある冊子です。
研修では、このテキストを基に、以前の研修を撮影したものを見ました。
どのような趣旨のものなのか、取次であって、代理ではないということ、それから注意点諸々。
第二部として、入管法を犯してしまった行政書士の事例紹介による注意喚起。
この事例が多いこと多いこと…。
このテキストによれば、ある時期毎年のように行政書士が逮捕されていたようで…。
行政書士は弁護士や公認会計士のような法定の実務研修があるわけではないので、「先生」になったものの、ほぼ素人、という方も実際多いのが現状。
それゆえに、知らず知らずのうちに、または事の重大さに気付かずに、法を犯してしまう先生が多いように感じました。
私も特殊な立場ではありますので、気を引き締めていきたいと思います。
バレなければ大丈夫、というのはグレーゾーンではなく、真っ黒ということですね。
2時間半の研修を終え、修了証をいただきました。
こちらは単位会からいただく修了証。
これとは別に、行政書士連合会という上部組織が開催する研修会に参加し、修了証をいただかなければなりません。
修了証二枚と、効果測定の合格をもって、届出済行政書士の申請が可能になります。
ヨーロッパではテロが頻繁に起きていますし、先に述べた理由に加えて、日本の安全を考えるうえでも、入管業務の重要性は増しています。
とても責任の重い業務ですので、やりがいもありそうですね。