サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



ミッションとは

こんばんは。

 

 

せっかくの三連休、台風直撃ですね…。

まぁどちらにしても試験勉強ですが。

 

さて、先日、大好きなスターバックスの元CEO、岩田松雄氏の講演に参加してまいりました。

 

 

テーマは「ミッション」。

CEOだったころに同タイトルの書籍も出版されてますね。

書店で目次をぺらぺらとみてみましたが、今回のテーマもこの書籍に基いた内容のようです。

 

ミッション、スターバックスの経営理念にもある言葉。

 

Mission and Values

 

スターバックスでは、何度か経営理念が変わっているそうですが、根幹となる何行かの文は、順番が入れ替わったりしても、ずっと残っているそうです。

 

やはり企業の根幹をなす理念ですから、時代が変わっても、そこには手を付けないというか、変えてしまったらもうスターバックスではなくなってしまうのでしょう。

 

さて、テーマのミッション、個人のミッションです。

我々はなぜ生きているのか、生かされているのではないか。

それなら、なぜ生かされているのか。

それを追い求め、人生の最後、棺桶の蓋が閉まる瞬間に、「俺はミッションを成し遂げたぞ」と言える人生にしたい。

そのためにどうしていくか…、というお話。

 

でも、あまり抽象的な話ではなく、岩田氏が新卒として入社した日産自動車から、UCLAでのMBA取得、コンサル会社、ATLUS、タカラ、イオンフォレスト(ザ・ボディショップ)、そしてスターバックスに至るまでの経緯を中心としたお話でした。

 

一通り経緯をお話された後、やはりスターバックスでの事例に一番多くの時間を割いてお話いただきましたが、改めて、私の行きつけのスターバックスでは、ちゃんと経営理念、精神が伝わっているなと感じました。

おもてなしの精神、笑顔、言葉遣いなど、岩田氏から発せられる言葉の多くは、日々行きつけのお店のパートナーさんから感じられていることばかり。

 

学生アルバイトにすら、導入研修として7、80時間を費やしてスターバックスの文化を伝えていくそうです。

ちゃんと隅々まで伝わっていますね。

 

経営理念、ビジョン、ミッション、いろいろな言葉で、それぞれ定義も微妙に異なりますが、細かい語感よりも、それがしっかりと末端にまで伝わっているかどうか。

 

中小企業診断士の勉強をしていると、多くのマネジメント手法、経営戦略、理論、フレームワークが登場します。

でも、何はともあれ日々会社にいて思うことは、トップの思いが伝わっているかどうか。

 

社長もコンサルが開くセミナーや、商工会議所等の経営者勉強会に参加されます。

そこで覚えてきた流行の言葉、略語を振り回すのですが、そんなビジネス誌に載っている言葉よりも、カッコよくなくてもいいから自分の言葉で、腹落ちした言葉で語りかけてくれと、多くの従業員は思っているはず。

 

そんな思いを日々強く持っているので、岩田氏のお話はものすごく響きました。

トップはしっかり旗を振って、みんなを同じ方向に向かせなければなりませんね。

 

そして、自分の仕事の中での「火花散る瞬間」、これもしっかりと考えていきたいと思います。

日産自動車時代、岩田氏が先輩から言われた言葉だそうです。

自動車は多くの部品で成り立っていて、それぞれ多くの行程を経て出来上がる。

一つの部品を作るのに、材料を持ってきて、機械に設置して、溶接して、機械から外して次の行程に送る、または検査する。

この一連の行程の中で、付加価値を付けているのは溶接、火花散るこの瞬間だけ。

 

運営管理の勉強の中でも、工程分析の項では同じような説明が出てきますね。

運搬、加工、検査、停滞、付加価値を生むのは加工のみ。

それ以外の部分をいかに効率化できるか。

 

この「火花散る瞬間」はひとつの例であって、あらゆる業種職種で同じことが言える。

スターバックスで言うなら、出来上がったコーヒーをお客さんに渡す瞬間の笑顔がその瞬間だったりするわけです。

 

間接部門として、付加価値を生む瞬間とはどこなのか。

私でなければ生み出せない付加価値はあるのか。

よくよく考えていかなければなりません。

 

 

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