ブログ記事をパクラーにパクられた体験談と学び。
ブログ、パクられました
タイトルの通り、本日はブログのエントリーをパクられた事件について書き綴ります。
まさか、こんなしがないブログがあんなにも器用にパクられる日がくるとは…。
通らないAdSense審査のために策をめぐらす日々に…
AdSenseの審査になかなか通ることができない当ブログ。
審査に通らない理由を事細かには教えてくれないGoogle運営さんですので、審査に通った方のブログを参考にしながら、いろいろと試しています。
初期の段階ではSearch Consoleやアナリティクスに入ってみたり。
それから記事の文字数を増やしてみたり、少ないものは下書きに戻してみたり。
見出しは必須だとか画像はあまり多くないほうがいいとか、色々見聞きして右往左往に試行錯誤。
広告収入に大きな期待をしているわけではないですが、読書ブログですので、少しでも本代の助けになれば嬉しいですから。
そう思いながら色々と試すのですが、ブログ開設からもうすぐ一年、まだ審査には通っておりません…。
CCDという有能ツールと事件の発覚
そんな中、コピペチェッカーというものの存在を知りました。
ブログランキングなどに登録していると、エントリーの最初の数行などが見出しとして使われることがあります。
これがGoogle側に記事のコピペ=パクリとみなされてしまう可能性があるとので、調べてみると良い、とのこと。
その情報を得てすぐに、流入もなかったブログ村はやめてしまいました。
それでも気にはなるのでコピペチェッカーなるものを試してみました。
CopyContentDetectorという、コピペチェッカーとしては定番のツールです。
選んだ記事は当ブログでよく読まれている…
こちらで試してみました。
その結果…「テキスト判定⇒コピーの疑い98%」
えええ?!こんなにも濃厚な判定が?!
この数字って、冒頭数行っていうレベルではないですよね…。
これは、パクッテる判定ということ?
本のレビューなので、一部キーワードが他人のブログなどと被ることはあるでしょうけど、コピペと判定されるほどでは…。
ということで、詳細をクリックして、どこのサイトとのコピペが疑われているのかと見てみると…。
ちょっとホッとしました。
私がパクっているのではなく、パクられている側なのでした。
いや、パクリ被害にあっているのでホッとするとこでもないんですけどね…。
パクリ事件全容
おパクリいただいた方の記事はこちら。
おなじはてなのユーザーさんなんですね…。
私のエントリーは12月25日、パクラーさんのおパクリ記事は年が明けて1月15日。
時系列からもこちらがパクられ被害者側なのは明らかです。
読んでみると、既視感あるなぁ…って自分の書いた記事だし!!
面白いのは、全部パクリではなく、パクラーさん自身で書いたものと私の書いたものとをうまくつぎはぎしていること。
プロフ欄には、「学びの実践」とありますが、それなら自分の感じたこと、役に立ったことを書けばいいのに…。
自分の意見も書いているのに、なぜパクリに手を染めたのか…。
怠惰を求めて勤勉に行き着く系の方だった
ん、待てよ?他の部分も「自身で書いた」ものとなぜ言える?
ということで、今度はパクラーさんのパクリ記事を上記CCDのふるいにかけてみました。
その結果…、なんと、私の記事だけでなく、他のブログなどからもコピペしていることが判明しました。
結局のところ、ほぼ全文が他人の文章でした。
清々しい!!これほど清々しいパクリはない!!
昔読んだマンガ、『 哲也~雀聖と呼ばれた男~』に出てくる房州さんの名言を思い出しました。
怠惰を求めて勤勉に行き着く
ああ、あの言葉ってこのことだ、楽しようとコピペしてるのに、いろんなブログ、レビューを探して不自然でないように継ぎ接ぎする…何て勤勉な人だ!!
なんて思うわけはなく、最初から自分で書けばいいのに、としか思いませんけどね。
これで「学びの実践」って、今流行りの「盗人たけだけしい」というやつですね。
もしかすると、パクリエントリーの『メモの魔力』以外についての箇所も、全て他のブログからのコピペなのかも…。
いやいや、他の日のエントリーも、全てがパクリなのでは…。
このパクラーさんのエントリー、全てをCCDのふるいにかけてみたい衝動に駆られましたが、そんな暇なことはやりません(笑)。
もし興味のある方はやってみてください。
結果報告お待ちしております。
実際にパクられてみての感想
ただ、そこまで怒っているわけでもなく、暇な時に運営側に通報しておこうと思いながらまだアクションを起こしていません。
おそらく彼のプロフアイコンのトトロが私を抑えてくれているのでしょう。
あるいは、早くもマインドフルネスの効果が出始めているのかも?
それともEQトレーニングの成果?
冗談はさておき、あまり怒りは湧かなかったというのが正直なところ。
なんともいえないもやもやはありましたけどね。
レビューとパクリの違いは何か
ふと気になったのは、レビューとパクリの違いはなんなのか、ということ。
読書ブログは明確に基となる書籍があるわけなので、レビューなのかパクリなのか、線引きは気になるところ。
でもこの違い、境は明確ですよね。
レビューは本を読んだ自分の感想、意見、あるいは本の内容のまとめ。
一方、パクリはより明確で、引用だとわかる記載もなく、人が書いた文章、文節をそのままコピペすること。
紙の本からならベタ打ちですが、要は一字一句変えずにそのまま公開すること。
記事などでの引用は、主従関係が逆転しないこと、引用元の明記などが求められます。
今回の一件では、「メモの魔力について」という前置きの後、私やその他の人がブログで書いた文章が続きますので、パクリ、パクラー以外の何者でもありませんね。
自戒的に考えるならば
情報には一次情報と二次情報があります。
一次情報は大元となる情報で、実験や調査を行った結果に基づくものです。
iPS細胞であれば、京都大学のiPS細胞研究所の論文などが一次情報で、これを専門家がわかりやすくかみ砕いて一般人向けに書いた新書などは二次情報となります。
もちろん、論文の中でも過去の研究結果を引用するでしょうし、新書でも独自の見解を挟み込むことあるでしょうから、一次情報と二次情報は混在することになりますね。
学生時代に書いたレポートや卒論で、出典をしっかり記載することを口酸っぱく言われたのを思い出します。
他人の情報を使うということは、一歩間違えば著作権の侵害にもつながります。
気軽に大量の引用をしたり、あきらかにマンガをスキャンした画像、権利者不明の画像を使うことは大きなリスクを伴います。
自分に悪気はなく、軽い気持ちで使ったとしても、著作権者が不快に捉えたのなら、訴訟に繋がってしまうことも考えられます。
現在ぐぐって出てくるコンテンツには、著作権を無視した著作の使われ方が多く見られます。
確かになんでもみつかるインターネットは便利ですし、法律改正など対応が遅れているようにも感じていますが、現行法が法律なので、これを守ることと、改正の必要性を主張していくことは同時にやらなければならないことです。
私も今回の事件を踏まえて、出典の書き方等少し対応を考える必要があるのかなと感じました。
まとめ的なもの
まさかこんなしがないブログがパクられるとは夢にも思っていなかったので、今回の事件には驚きました。
不思議と怒りはなく、むしろネタを提供してくれた、くらいに思っていたりします。
もちろん、この後何らかの対応はしようと思っていますけどね。
今回はパクリなので問題外ですが、レビューを書いていると、著者の意見をまとめているつもりが自分の意見のような口ぶりになってしまうことはあります。
著者が言っているのか、自分の意見なのか、明確にしておかないと読者の混乱を招きかねません。
そのような点については、書店やAmazonに並ぶ本だけでなく、ブログやTwitterですら、書き手に責任が生じるところですね。
今回パクリ事件の被害者となって、自分が学ぶこと、考えていかなければならないこともあるなと感じました。
そのような意味で、パクラーさんにも感謝、感謝の瞑想です。
「パクラ—さんが、幸せでありますように、パクラ—さんの夢や願いがかないますように。」
マインドフルネスの実践にも一役買ったパクラーさん、ありがとうございます。