サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



今月の読書、まとめ的なもの。~2019年2月~

今月の読書、まとめ的なもの。

2019年2月の読書、まとめ的なもの。

身になった本難しかった本、色々とありますが、一ヶ月分をヒトコメで振り返ります。

高校生からの法学入門

私は行政書士兼法務担当者ですが法学部出身ではないので、リーガルマインド系読書を重ねていきたいと思っています。

法律とはなぜ必要か、どのような機能を持っているのか、何を解決してくれるのか。

本書は高校生向けということで、先生からの罰だったり、恋愛だったり、いじめだったり、そんな身近な話題と法律を結び付けて説明してくれます。

法律というものがしっかりと社会に寄り添っているということがわかりますね。

大人であっても、法律に明るくない方の入門書としてお勧めです。

高校生からの法学入門

高校生からの法学入門

 

ゼロ・トゥ・ワン

ピーター・ティール、ペイパルの創業者であり、ペイパルマフィアと呼ばれる起業家たちのドンです。

なにかと話題のイーロン・マスクも、このペイパル出身。

最近「ゼロイチ」という言葉をよく耳にしますが、もしかするとこれが元ネタかもしれませんね。

世の中の人が正しいと信じているけれど、真実はその逆。

そういったものを見つけ、追求していくことが成功の道。

でも、これは余程太くて感度の高いアンテナをたてていなければなりませんね。

今回は読み物として、次に読むときはしっかりと自分の行動の参考にできるようにしたいです。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

 

世界一わかりやすいリスクマネジメント

タイトルに偽りなし。

リスクマネジメントなんて小難しいテーマですが、本当にわかりやすくて驚きました。

生徒と先生の会話形式で進んでいくので、理解もしやすいですし、講座感もありますね。

企業でBCPを作らなくちゃと考えていても、あまりに範囲が広く、どこから手を付けたらよいかわからないということは中小企業ではありがちなことでしょう。

まずはこれを読んでみることで、BCP以前にどのようなリスクが存在するのか、という部分を理解するとよいと思います。

リスクの意識もない段階では、あんな複雑でめんどくさいBCPを自分事として捉えることなんて、なかなかできるものではありません。

世界一わかりやすい リスクマネジメント集中講座

世界一わかりやすい リスクマネジメント集中講座

 

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ 

EVシフトだ自動運転だなんだと言っていますが、MaaSはさらにその先。

車ではなく、「移動手段全般」をサービス化し、モビリティ革命を起こしてしまおうというもの。

さらに、その革命の先には、自動車、鉄道、運送といったモビリティ企業以外の、全産業を対象にしたゲームチェンジが待っています。

移動というニーズはあまりに卑近で、自分たちでもその本質を見失いがちだなと感じました。

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

 

大人の語彙力大全

ブログを書くのに、語彙力がなさすぎて筆が止まる、ということがあります。

こういうの、なんていうんだっけ、あれ、あれ、っていう。

まだ忘れっぽい年でもないはずなので、語彙力不足なんですね。

同じ内容のことを言うにしても、語彙力があるとないとでは、表現力が違ってきます。

表現力があると、読者への伝わり方、受け取る印象もかわってくるでしょう、

これ1冊であとはいらないなどとは言わず、いくつか読んでみたいと思います。

大人の語彙力大全 (中経の文庫)

大人の語彙力大全 (中経の文庫)

 

日本語の作文技術

こちらも、ブログを書くのに必要な作文技術習得のため。

成毛社長の『本棚にもルールがある』で紹介されていたのを見て気になっていたところ、書店のキャンペーンで平積みされていたので購入しました。

キャンペーンは、ハヤカワ編集長がガチで選ぶ、ライバル出版社の一冊、というもの。

修飾のルール、句読点のルールなどは即効性があるので、早速気にしながら書いています。

ノウハウ系ではあるものの、かなり深みのある内容ですので、一朝一夕にとはいきませんね。

日本語って、やっぱり難しいです。 

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

 

日の名残り

まじめで鈍感力の塊のような執事が主人公。

カズオイシグロを読むのは初めてですが、「信頼できない語り手」というのが特徴としてあるのですね。

主人公が嘘をついているか、真実をしらされていない、ということらしいです。

『日の名残り』の主人公も、どうやら真実に気付かずに、長い年月を過ごしてしまったようです。

読み終えると、なんだか切なくなりますね。 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

 

CASE革命 2030年の自動車産業

MaaSがモビリティ革命なら、CASEは自動車革命です。

CASE革命のあとにくるものがMaaSですね。

先に紹介した『MaaS』と比べると、かなり具体的で突っ込んだ部分のデータが事細かに説明されていて、専門色の強い本です。

自動車業界以外の人が読むと、少し難しく感じるかもしれません。

ですが、自動車産業は日本を支える産業です。

よくよく知って、理解しておかなければなりませんね。 

CASE革命 2030年の自動車産業

CASE革命 2030年の自動車産業

 

銀の匙

マンガではく、古典のほうの『銀の匙』 。

書店で100分de名著と岩波文庫のコラボ企画というのを見かけ、購入しました。

灘高校で3年かけて読まれていると聞いていたので、とても気になっていました。

ご覧の通り、ビジネス書、実用書中心ですので、純文学などめったに読みません。

100分de名著をテキストにしつつ、味わい深い読書を楽しむことができました。

小説の楽しみはストーリーだけではないということを知りました。 

銀の匙 (岩波文庫)

銀の匙 (岩波文庫)

 

シェアライフ

サブスクリプション、プラットフォーム、そしてシェアリングエコノミー、今の経済を彩るキーワードです。

でも、シェアはビジネスだけのものではありません。

昨今、おひとりさま社会になり、死別による独居老人が増え、地域社会のコミュニティがなくなりつつあります。

江戸時代、日本では当たり前だった「お互い様」の精神、醤油を貸し借りし合うような繋がりのある社会。

『シェアライフ』で提唱される社会は、まるで「お互い様」社会のリバイバル。

新しいものの価値や、拡張家族という新しい概念が登場する、シェアの思想について書かれた本です。 

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

  • 作者: 石山アンジュ
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2019/02/26
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まとめ的なもの

2月もなんとか20冊を読むことができました。

2月は日にちが少ないのと、実用書系が多かったので、読むのに時間がかかってしまったのが響きました。

『PLANETS』も、同じ厚さの雑誌と比較して読みごたえは数倍ありますね。

内容も難しいですし、充実感が半端ないです。

『まんがで読破』シリーズも、マンガとはいっても意外に内容は濃いので、2、30分で一冊とはいきませんでした。

出張時の電車での移動時間に何冊かいけると思ったのですが、難しいですね。

最近ジャンル選びが少し単調になってきた気がします。

理数系など普段読まないジャンルにも手を伸ばしてみたいと思います。

ただ、積読をこなしていかなければならないので、今買っても読むのは一ヶ月以上は先かな…。

そんな感じで、3月も読み連ねていきたいと思います(もう半ばですが…)。

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