IoT企業社長の講演会に参加しました。
こんばんは。
今日は月末業務の忙しい中、仕事をさっと切り上げて名古屋へ。目的はIoT導入で大きなコスト削減を達成し、各所で取り上げられている旭鉄工社長の講演を聞くため。取り上げられた記事を、と思いましたが、会社ホームページに掲載一覧ありましたのでリンク貼っておきます。
実は以前地元の商工会議所でも、この会社の執行役の方のお話を聞く機会があったのですが、やはり社長のお話も伺いたいと思い、参加させていただきました。
会社でIoT導入を検討しているという訳ではないのですが、一自動車部品メーカーが自前でのIoT構築に取り組み、またそのノウハウを外販できるまでに至ったプロセスを、是非ともお聞きしたかった。
お話拝聴し、同社で構築した設備の部分は、以前お聞きしたこととそれほど変わりなく。でも、どのようなことをして会社の方向性を出していったのかという部分は、社長からお聞きすることができました。
企業内にある変化への抵抗、チャレンジしない雰囲気を正すこと。ただやれよと言うだけでなく、時には厳しく、時には褒めてやり、何よりも社長自ら現場に足を運ぶこと。
そう言えば三枝匡氏の著書にも、社長自らのハンズオンというシーンが何度もありましたね。社長の役割は対外的な政治ではなく、誰よりも従業員に寄り添うこと。これができるのは中小企業の規模感ならではでもあります。そのような取り組みはとても心労が絶えないのではとも思いますが、少なくともお話聞いていると、そういったことも楽しみながら取り組んでおられるように感じました。
お話の中でもありましたが、IoTではあらゆることが見える化する。これを監視されているというように捉えられるか、見てくれていると捉えられるか。企業がこれまで築いてきた文化により、従業員の捉え方も大きく異なるそうです。普段でも上司の目というのは気になるもの。これが四六時中となると…大きな差がでますよね。
私自身に立ち返ってみると、上司とは良い関係を築けているので、監視されているというような思いはありませんが、他部署はどうか。よく考えてみる必要がありそうです。
上下で良い関係を築くことができているから、大胆な舵取りに大きな反発もなく、結果を出すことが出来たのだなと。
IoT、AI、ロボットだなんだと、いろいろな技術が出てきておりますが、何よりも人間が、組織がしっかりと動いていなければ、側を整備してもなかなかイノベーションには繋がりません。技術、ツールに関するセミナーも大好きですが、マインドをどうセットするかということがなによりも大事ですね。そのようなことを改めて痛感する夜になりました。
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