サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



『ビジネスマンへの歌舞伎案内』十三代団十郎襲名記念読書。

『ビジネスマンへの歌舞伎案内』十三代団十郎襲名記念読書。

市川海老蔵、ついに団十郎襲名

14日、おめでたいニュースがありましたね。

www.sankei.com

いつだ?まだ早い!などと言われていましたが、ついに2020年5月、十三代目市川団十郎を襲名することになりました。正確には、団十郎白猿で、白猿というのは俳名だそうです。知らなかったですが、俳句もやられるのでしょうか。

海老蔵さんは好きな俳優なのかと言われれば、実はあまりテレビは見ないですし、歌舞伎でも海老蔵さんが出ている公演は見たことがありません。ただ、歌舞伎は好きで何度か見に行ったことがありますし、やはり歌舞伎と言えば成田屋は特別です。

一昨年でしたか、歌舞伎座で「助六由縁江戸桜」という演目があり、見に行きたかったのですが、仕事の都合で諦めました…。このときの主演、助六を演じたのが海老蔵さんでした。助六は好きな演目で、以前から生で見たいと思っていましたし、それを演じる海老蔵さんも初めてなので、絶対に行きたいと思っていたのですが…残念。

また、海老蔵さんの亡くなった奥さん、小林麻央さんのブログはいつも読んでいたので、それもあってか海老蔵さんを応援したいという気持ちが強いのです。

ニュースの画像、勸玄君のきりっとした緊張した面持ちですが、麻央さんそっくりでなんだか泣けてきます。数年前にドキュメンタリーで見たときは、麻央さんに抱っこされていたのに。もうしっかり役者の顔つきですね。

お姉ちゃんの麗禾ちゃんも、寺島しのぶさんみたいに女優として活躍するのでしょうか、楽しみですね。

祝辞メインのエントリーです

今回のメインは「海老蔵さん、おめでとう!」ですから、読書はそのついでです(笑)。というのも、今回紹介する『ビジネスマンへの歌舞伎案内』は、団十郎襲名のニュースを見てから読み始めたものなので。

以前から読もうと思ってKindle版をダウンロードしてはいたのですが、重要だけども緊急ではない書籍だったためずるずると…。14日の朝、団十郎襲名のニュースを見て「読まなきゃ!」と思い至りました。

ただその日に読む本は決めていたので、隙間時間に読んでいるところです。ボリュームのある本ではないので、すぐに読み終えてしまいますが、それからエントリーを書いていては「おめでとう」がタイムリーでなくなってしまうため、今回は「読み始めました」報告、ということで。

みんな歌舞伎を観にいこう!

とはいえ、それだけで終わるのもなんなので、ちょっとだけ歌舞伎について書きたいと思います。そんなに詳しいわけではないので、大したことは書かないですけどね。

はじめての観劇

私がはじめて歌舞伎を見に行ったのは、日本の伝統芸能、一度は見ておかないと~くらいな単純な理由でした。東京へ旅行した際に、一幕見席という2,000円程度で見られる立見席での鑑賞。演目名は忘れてしまいましたが、今は亡き三津五郎さん主演の演目でした。

伝統芸能ですから、お堅いんだろうなぁ~なんて思いながら見ていると、意外なことにどっかんどっかん笑いが起きるじゃないですか。たまたま見た演目が、荒事や舞踊ではなく、庶民的なテーマのものだったというのもありますが、驚きました。

その後も何度も笑いが起きつつ、大向うからの屋号や「まってましたぁ~!」の掛け声に、「待っていたとはありがてぇ!」と返す役者のアドリブ。これは面白い!また見に来よう!という気持ちになりましたね。

理解できなくても楽しめる

初めて歌舞伎を見て、いきなりその内容を理解するのは難しいでしょう。なにせ昔の言葉ですし、ドラマなどと異なり本当に演技がかった台詞も多いですから、素人はイヤホンガイド無しには「???」となってしまいます。それでも楽しめるのは、上記のような双方向のやりとりがあるからこそでしょうね。

最近人気のライブ配信サービスも、視聴者がリアルタイムにコメントを送ったり、投げ銭を送ったりと、双方向、インタラクティブな機能を売りにしていますが、歌舞伎も負けていませんよ。

元は娯楽、エンタメです

伝統芸能と言われますが、元々江戸時代は庶民の娯楽です。演じる形はありますが、これは音楽のリズムのようなもので、決して古臭い形式ばったものではありません。

『ビジネスマンへの歌舞伎案内』にも書いてありますが、見せ場のセリフが五七五調になっていたり、動きもリズミカルだったり、分らないなりにも見ていて面白さは伝わります。

歌舞伎の舞台を描いた「踊形容江戸絵栄」という浮世絵があるのですが、観客を見てみると、舞台でも花道でもない方向を向いている人や、ご飯を食べている人、寝転んでいる人等、様々です。マナーの問題もあるので今では考えられませんが、これが歌舞伎の元々のスタイルなのでしょうね。ザッツエンターテイメント!みたいな。

まとめ的なもの

えらそうなことを言っておきながら、もう2年ほど歌舞伎を観に行っていません。私の地元にある劇場にも、毎年地方巡業で来るのですが、都合が合わず観に行けておりません。今年は久しぶりに、東京に行った際にでも、新しい御園座にでも、地元の劇場にでも、足を運んでみようかなと思います。

有名な演目ならもちろんのこと、そうでなくても楽しめてしまうのが歌舞伎です。ストーリーや歴史的背景を知らなくても楽しめるのが歌舞伎です。予習していけばなおさら楽しめるのが歌舞伎です。

皆さんも、海老蔵さんの団十郎襲名にかこつけて、一度観に行ってはいかがでしょうか。

 

ビジネスマンへの歌舞伎案内 (NHK出版新書)

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