「夢なき者に成功なし」吉田松陰の成功のプロセス。
こんばんは。今回は短め。
「夢なき者に成功なし。」
この言葉、ご存じでしょうか。正確には…
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。」
吉田松陰が言った言葉とされています。
良い言葉だと思いますし、結論に至るプロセスも明確なので、とても分かりやすいですよね。行動すること、計画を立てることももちろん大事ですが、それに至るにはまず夢、理想がなくてはならない。夢、理想があって初めてそれを叶えるために計画を立て始めるし、それを実行して成功に至る。
世の中にはいろいろな手段が転がっています。経営資源やITツール、資格など知識スキルも手段。それを用いて何を成し遂げたいのか、どうなりたいのか、という夢がないといけない。
夢や理想があるのなら、それを実現するために計画を立てます。その計画は一人でできますか?できないのなら仲間を探しますよね。その計画は今持っている設備でできますか?できないのなら設備、IT投資をしますよね。その計画を成し遂げる知識やスキルありますか?ないのなら身に付けないといけませんよね。
人や設備、スキルをもって、この計画を実行する。計画を成し遂げ成功するために欠かせない、重要な手段たちです。
逆に言えば、計画がないのならこれらを使っていく道しるべがない。いわば宝の持ち腐れになってしまいます。
昨日、下の記事を読んでいて、ふとこの吉田松陰の言葉を思い出しました。
理想や計画もなしに、なんでもかんでもIT化すればいいというものではない。お金をかけて効率性を下げてしまっては元も子もありませんね。
私も各種ITツール導入に携わっておりますが、同じことを感じています。上には数値的なメリットを提示して納得し、承認を得ていますが、もっと経営陣には旗振りをしてもらいたい。
無機質な導入効果という数値と経営理念とを結び付けられるのは、経営陣、社長だけなのですから。企業のIT化は経営陣のトップダウンあってこそです。
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