「NHK100分de名著×岩波文庫」合同フェアに乗っかってみた。
近所の書店へ行ったところ、過去の100分de名著が並んでました。
オビを見たところ、どうやら「NHK100分de名著×岩波文庫」という合同フェアを開催しているようです。
折角なので、このフェアに便乗して読書をすることにしました。
使えるテキスト、100分de名著
100分de名著は、四週間にわたりひとつの名著をとりあげるNHKの番組です。
番組は見ていませんが、100分de名著のテキストはとてもわかりやすくまとまっているので、とっつきにくい名著の入門書として使えます。
私も読んでいますし、エントリーもしています。
名著をわかりやすく解説してくれるのは、その名著の分野に精通された方です。
そのため、100~120ページ程度のボリュームですが、密度はとても濃いものになっています。
フェア便乗読書
さて、そんな100分de名著と岩波文庫の合同フェアですから、対象となる書籍タイトルはそうそうたるものです。
一部を紹介すると…。
- 君たちはどう生きるか
- 銀の匙
- 菜根譚
- オイディプス王
- 五輪書
- 中原中也詩集
- 種の起源
- 三国志
よく聞くタイトルだけども、いつか読んでみたいと思いながら結局敬遠しがち、というタイトルばかりですね。
そんな敬遠しがちなタイトルも、テキストが読書をサポートしてくれれば、なんとか読みこなせそうです。
そんなわけで、私も合同フェアに乗っかって、いくつか購入してみました。
君たちはどう生きるか
もう一年以上前になるでしょうか。マガジンハウスからマンガとして出てブームになったタイトルですね。
私もマンガでは読んだのですが、コペル君の日常とおじさんの手紙を行ったり来たりする不思議なスタイルにはまりました。
そのうち活字の方も読もうと思いながらそのままになっておりました。
テキストは100分de名著ですが、書籍はあえて岩波文庫ではなく、マンガと同じマガジンハウス版を購入してみました。
銀の匙
『銀の匙』
灘校で三年間かけて『銀の匙』を読んでいるというエピソードを知って、長らく気になっていたタイトルです。
テキストも読み終え、文庫も読み始めておりますが、2、3ページで一つのお話が終わるのでとても読みやすいですね。
話は全て繋がっているそうなのですが、エピソードひとつひとつは短く、隙間時間を使って楽しめそうです。
オイディプス王
『オイディプス王』
名前はよく聞きますが、どんな内容なのか、予備知識はまったくありません。
文庫をペラペラとめくってみましたが、劇の台本のような本ですね。
テキストを見ると、古代ギリシア悲劇の傑作だそうです。
古代ギリシアと聞くと、名前が長くて似ていてこんがらがるという、受験勉強時の思い出がよみがえりますね
種の起源
『種の起源(上)』
このタイトルも、岩波文庫ではなく、光文社のものを購入予定。
岩波文庫はタイトルが充実していてありがたいのですが、古いものはフォントがとても読みにくいのです…。
折角読むのですから、フォントのために楽しく読めないのは勿体ないですよね。
本当は本棚に並べたとき、岩波がずら~っとなっているとカッコいいのですが、やはり本は読んでなんぼなので、読みやすさが優先です。
生物学、人類学、高度な専門知識を要する分野ですが、より自分自身のことを知るために、興味の尽きない分野でもありますね。
まとめ的なもの
沢山買ってしまいましたが、今でもたくさん積読在庫が滞留しております。
実際にこの4タイトル全てを読み切るのはいつになることやら。
でも、ビジネス書のように旬があって、今読まないと古臭くなってしまうというような本ではありません。
しっかりと時間をかけて、噛み締めながら読書したいと思います。