サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



補助金について学ぶ。

こんばんは。

 

今日は補助金についてお勉強。

 

 

タイトルに「税理士のための」とふきだし注釈がありますが、他士業の方にもおすすめです。

なぜ税理士の為の~となっているのかというと、内容の一部に「認定支援機関」を含むから。

また人気の補助金であるものづくり補助金、通称「もの補助」において提出する事業計画に対して、認定支援機関のお墨付きが必要になるから。

 

この認定支援機関とは、中小企業経営力強化支援法という法律の中で定められており、中小企業の支援を期待されています。

中小企業基盤整備機構の方から伺った話では、この法律の成立には税理士会の尽力があり、それゆえに、税理士は特別な研修抜きに認定支援機関に登録できるのだとか。

もちろん、税務・会計のプロフェッショナルであるからなんですが。

そうでない士業やコンサルも認定支援機関として登録することは可能ですが、一定の経験や研修が必要になります。

 

そういった制度があるので、税理士の方は是非登録しましょう~という宣伝もかねているようですが、本書はそれだけではありません。

補助金というものについて、業務のスタートからフォローまで一気通貫のアプローチをしています。

どういった制度なのか、どういった補助金があるのか、どのように申請するのか、事業計画はどのように書くのか、アフターフォローはどうするのか、などなど。

 

以前にも何冊か補助金関連の書籍には目を通しておりますが、いずれも補助金自体の紹介が多く…。

それはそれで、こういったものがあるんだな、なんて思いながら見るには見るのですが。

やはり提案する側になりたい私としては、個々の補助金の紹介よりも、補助金を探しだすコツや、次年度の補助金のスケジュール感、採択されやすい事業計画の書き方、採択後の動き、といったような実務部分が気になります。

 

本書でも紹介されていましたが、経営者はこのような制度を使いたいというニーズはあれど、事業に集中しているのでその存在についてはなかなか深く調べる余裕などありません。

そしてそういった本音が、中小企業白書にも調査結果として掲載されています。

ですから、経営者向けの補助金マニュアルなども見受けられるのですが、どちらかというと経営者をサポートする士業、コンサルに向けて書いたほうが現実的なのかな、などと考えてます。

 

そういう意味では、本書はまさにどんぴしゃ、「あ、こういうの読みたかった!」と感じる内容でした。

まだ半分ほど残しておりますが、採択される事業計画の書き方など、とても楽しみです。

 

もしよろしければ、書店でお手に取ってみてください。

 

 

 

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