サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



元ブラが語る、ブラック企業を今すぐ辞めるべき3つの理由

f:id:co-ideal:20180614000917p:plain

 

お題スロットの「私の黒歴史」として書いたブラック企業体験談、過去を吐き出したつもりが、ちょっとした反響をいただきました(あくまで当ブログ比)。

www.co-idealblog.com

 

ふと気付くとTwitterのタイムラインでも、ブラック企業体験を語られている方、現在進行形でブラック企業にお勤めの方がいらっしゃいます。

 

そこで、私がブラック企業体験を通じて 得たものをお伝えしたいと思います。

以前のエントリーで「得るものなど何もない」と言っていましたが、あると言えばあるんですよね。

「ブラック企業は今すぐ辞めるべき」という確信なら、ね。

 

ふざけているようで、真面目です。

ブラック企業なんて、このくらい軽いノリで離脱してしまいましょう。

 

 

今働いている会社は、ブラック企業ですか?

 

まずは、自分が働いている会社がブラック企業なのかどうか、そこから考えて、向き合ってみましょう。

 

巷ではブラックブラック言うけれど…。

今では、ネット上で、ニュースで、あそこはブラック企業だなんだという言葉が飛び交っています。

ブラック企業大賞を決めるなんていう活動も、2012年からやっているようです。

確かに外からの評価も大事だとは思いますが、その企業のすべての部門、営業所がブラックというわけではないでしょうし、そう感じずに働いている人もいるはず。

赤の他人から「あなたのお勤めの会社はブラック企業です」なんて、言われる筋合いもないですし。

 

人から言われなければ気付かない人は、ブラックだと気付いても、きっと自分から辞めることはできないと思います。

 

ブラックか否かの判断は、最終的には個人による。

話が逸れてしまいましたが、他人がどう言っているかなんてことより、自分がどう感じているかを大事にしましょう。

毎日夜遅くまで働いていても、やりがいを感じて、ライフワークとして取り組んでいる方だっていらっしゃいます。

そしてそういう方こそ、日本を代表する科学者だったり建築家だったり、その道のトップオブトップだったりします。

 

同じように毎日深夜までやっていても、やりがいもなく、辛いとしか感じないのなら、それこそブラック企業なんだと思います。

ブラック企業というのは、「○○株式会社」という誰もが認識できる形のものではなくて、自身の心と身体と相談した結果、出てくる答えだと考えましょう。

 

某広告代理店の若い従業員が自殺に追い込まれたニュースは、他人事とはいえ、ものすごく悲しく、憤りを覚えました。

その一方で、同じ会社で、あるいは独立して、素晴らしい活躍をされているかたもいらっしゃる。

だから、一義的に「あそこはブラック企業」と、他人が決めつけるものでもないのかなと。

そんなわけで、わざわざ具体的な社名を挙げて全世界的なWebに公開するような手段は、大きなお世話だなと思うわけです。

他人から押し付けられるという意味では、ブラック企業と戦っているのに、同じ方法を採ってしまっているように思います。

 

他人の尺度でなく自分のモノサシで、ブラックかどうか考えましょう。

自分で考えることが、自分で決めて離脱することにも繋がります。

 

ブラック企業で得るものなにもない。

 

さて、自分の頭で考えて、やはりうちはブラック企業だよ、となったのなら…。

もうそれ以降、その会社で得るものはありません。

 

「厳しい会社」というのは辛い一面はありますが、厳しさというのは人を成長させてくれるもの。

自分の中で「厳しい」と感じているうちは、そこから何かを得ようという思考が働いているはずです。

  

でも、厳しいを辛いと思うようになり、ブラック企業だと思うに至ったのなら、それは厳しさではなく、理不尽さだと感じたということでしょう。

理不尽だと感じたということは、もっと合理的なやりかたで得られるのでは、と思い至ったんじゃないでしょうか。

 

それなら、もうこの会社にいても仕方がない。

辞めてしまいましょう。

それでも辞められないのなら、私から3つ、辞めるべき理由を提示させていただきます。

 

ブラック企業を離脱すべき理由、その1…チャンスを逃す。

 

ブラック企業を辞められない理由の一つに、プライドがあると思います。

  1. 折角入った会社、こんなところで負けていられない…。
  2. 同期の子もまだ誰も辞めていない、自分だけ…。
  3. 親や友人に聞かれたら…。 

等々。

 

自分はもっと頑張れて、出世したり、この会社に入ってやりたいと思っていたことを実現していく。

そういった気持ちは、あったほうがよいに決まっていますし、すごく大事にしてもらいたいです。

 

でも、ブラック企業は上でも書いたように、あなたの中では「理不尽」なんです。

合理的な理由なく、長時間残業をさせたり、パワハラを行うんです。

 

あなたの実現したいことを邪魔する存在であるとすら言えます。

そんなところでくすぶっている間に、他の人はどんどん前進していってしまいます。

辞めるのが遅くなるほど、次のチャンスを逃してしまいますよ。

だからはやく辞めてしまいましょう。

 

上の三つに対応させるなら…

  1. 負けるも何も、ここは勝負の場ですらない。
  2. 辞めるのが遅くなるほど、辞めにくくなる。
  3. 親や友人には、新しいチャンスについて語りましょう。

 

なにかを実現したいなら、今すぐ行動あるのみ。

その行動が、ブラック企業を辞めることなのです。

 

ブラック企業を離脱すべき理由、その2…日本経済の損失。

 

どこの企業にも、経営資源というものがあります。

  • ヒト
  • モノ
  • カネ
  • 情報
  • ノウハウ

 あなたは、ヒトという経営資源なのです。

 

補助金が採択されると、付加価値がどれだけ上がったかを報告することになります。

その付加価値額とは、

営業利益+労務費+減価償却費

という算式で表されます。

つまり、労働は付加価値そのものなんです。

 

そんな重要な経営資源、付加価値の源泉である人を、ぞんざいに扱って非生産的な働き方をさせるなんて…。

ブラック企業は日本経済に損失を与えていると言っても過言ではない。

 

逆に言えば、あなたがブラック企業を辞めて、日々健全な身体、精神状態で働くことは、経済に寄与することにもなります。

 

ブラック企業だと思いながらもそこに残り続けることこそ、本来は周囲に言えないことなんじゃないかとすら思います。

大丈夫、あなたの力を欲している企業は、たくさんあります。

 あなたが経済に寄与する価値をもっているということに気付いてくれない、そんなブラック企業は、とっとと辞めてしまいましょう。

 

ブラック企業を離脱すべき理由、その3…命にかかわる。

 

そしてなにより、自分のチャンスを失い、経済にも損失を与え、それでいて命まで落としかねないようなブラック企業に、居る意味はありますか?

 

私は今、生きて、こうしてこんなブログを書いています。

ですが、ブラック企業にいた当時は、頭の血管に何か詰まってるんじゃないか?という違和感を感じることがとても多かった。

飲み会の翌日のような頭痛が、飲んでもいない平日の昼間っから体験できるって、異常です。

 

私が辞めてから一年ほどで倒産してしまいましたので、自分で決断しなくても、会社から離脱することには違いなかった。

でも、それまで命が続いていたかは、正直わかりません。

 

「命にかかわる」というのは、自分のことだけではない。

前のエントリーでも書いた通り、月140時間残業というのがどこの営業所でもデフォルトでした。

社内の年間交通事故件数は数十件あり、残業による疲労が、大きく影響していることは間違いありません。

もはやうろ覚えですが、50件以上はあったはず。

数日に一回、グループウェアで事故報告が上がっていましたし、三日四日連続で事故報告が上がってくるということもありましたから。

 

私の同期には、事故を起こし過ぎて営業を外されることになり、辞めていった子もいます。

別の子ですが、すごく恐ろしくて忘れられない事故報告があります。

高速道路で居眠りしてしまい、一番右の車線を走っていたのに、左の壁にぶつかって止まったというもの…。

しかも支店長を載せていたということで、普通なら緊張してるはずなのに…。

不幸中の幸いで、いずれも相手はなく、運転手、同乗者もけがはなかったとのこと。

ですが、一歩間違えば大惨事になりかねません。

現に、トラックやバスといった運転のプロでも、大きな事故を起こして社会問題になっています。

 

自分だけでなく、周囲や、全くの他人の命すら殺めてしまう可能性がある。

それでも辞められない理由というのは、本当にあるんでしょうか。

ありません、他人を不幸にする前に、辞めてしまいましょう。

 

辞めることをおそれない。

 

Twitterで先日、面白いつぶやきをみました。

「日本人って、辞め慣れてないんだよ」

というようなもの。

 

確かに子供の頃、いろんな習い事をさせられました。

でも、親が通わせてくれたもので、それはそれで感謝していますが、当時は辞めたくて辞めたくて…。

私は不真面目だったので、辞めることができないまでも、サボっていました。

 

こういう場面で、子供がやりたくない!と言って辞めることができる体験。

これって大切なことだと思います。

 

子供のことを思ってさえいれば、押しつけてもよい、ということにはなりません。

話し合って、子供の意志も尊重してあげることが大事。

そういう経験をしていないと、自主性、自発性は育まれませんし、大人になってから、こういう場面でも決断ができなくなってしまう。

 

直接結びつけられるものでもありませんが、ひとつの要因、遠因になっているのではとは思います。

 

とはいっても、もはや大人になってから振り返ったって、何も変わらない。

今、しっかりと自分と向き合って、自分の人生を大切に考えること。

そうすると、辞める勇気が湧いてくるんじゃないでしょうか。

 

辞めることを恐れずに、切り出してください。

 

お問い合わせはこちらまで
メールフォーム

Copyright © Shinichi, all rights reserved.

PrivacyPolicy