サラリーマン行政書士の読書日記

本ブログは、サラリーマン行政書士である私が、本業、副業、中小企業診断士に挑戦若しくは奮闘する様及び読書記録を綴るブログです。



RPA導入推進のために『RPA革命の衝撃』読みました。

読書ブログとしての再開を

昨日再開宣言したばかりのブログ。

実は書きたいことは溜まっています。

それは、読書についてです。

このブログ休止期間、もちろん勉強に精を出してはいたのですが、実は今年は中小企業診断士試験に対するモチベーションがマックスまで上がらず…。

過去問の事例をひとつ解いて答え合わせなど終えたら、一日の勉強はそれまで。

その後の時間はいろいろと読書をしていました。

夏の間は近所の図書館が19時まで開館していたこともあり、買う方も借りる方も、かなりたくさんの読書をこなしました。

この3ヶ月ほどは月15~20冊程度のペース。

とはいっても、ノウハウ本は要点さえ押さえてしまえば、すいすい読み飛ばしてしまう部分も多いですし、新書であれば200ページほどですし。

じっくりと精読するような本は全体の一割程度でしょうか。 

そんなわけで、秋の夜長+マイブームということもあり、しばらくは読書感想文を綴っていきます。

書評、レビューといった大したものではないですが、自分の知識の整理をしつつ、多くの本について触れていけたらと思います。

RPAとは?

さて、まずは、タイトルにある『RPA革命の衝撃』。

実は先ほど読み終えたばかり。

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RPAとはRobotic Process Automationの略、ロボティックプロセスオートメーションと読みます。

このRPAがどんなものかというと、PC上の定型業務の自動化ツールです。 

日本の人口は既に減少をはじめ、少子高齢化、若年者人口減に対して65歳以上の割合はどんどん増えている。

日本は人口がふえつづける人口ボーナス期を終え、減少していく人口オーナス期に入った。

そんな中で、日本が国際競争力を維持し、高めていくには、一人当たりの生産性を高めていかなければならない。

というのは、最近のコンサルの前口上として聞き飽きている方も多くいるのでは?

では、どうやって生産性を高めるんだ!という叫びに対するひとつの答えとして、RPAがあります。

RPAの国内最大手、日本RPA協会設立にも尽力したRPAテクノロジーズ社の大角社長が、本書の著者です。

『RPAの衝撃』ポイント3つ

詳しくはお読みいただければと思いますが、私が着目したポイントは以下の三つ。

  1. RPAはシステム導入ではなく、デジタルレイバー、労働者を雇うように考える。
  2. 情シスでなく、現場が開発、運用する。
  3. 現場改善でいつもトレードオフとなるQCDを、三つ同時に改善。

1つ目は、2つ目ともリンクしますね。

RPAの導入はいつものシステム開発、導入のようにやるのではなく、新人を雇って教える時のようなイメージで捉えるとうまくいきやすい、ということ。

また、RPAの導入を情シスにおんぶにだっこで頼り切るではなく、自部門業務の細かな日々のルーチンワークに対して、自分たちでソフトロボを開発し、運用するということ。

自部門の課題を情シスに丸投げするのではなく、先に書いたように自部門の新人を育てるようにデジタルレイバー作り上げていくこと。

自発的な課題解決の意識にもつながりますし、単純な作業効率化以上に得るものがあると思います。

業務を行う上で、RPA等のITシステム、ITツールを導入すること以上に生産性の向上に繋がるのは、マインドの改善でしょう。

継続して、長期的な効果を生むものは、RPAのようなツールよりも、やはり人間です。

だからこそ、意識、マインドの改善は重要ですね。

さて、RPAのポイント3つ目は、まさにRPAのキモ。

人為的なミスがなくなるので品質が向上し、使いこなすほど1作業当たりのコストも安くなり、深夜も文句を言わず働いてくれるので、仕事の納期も短縮される。

RPAメーカー、ベンダーの謳い文句ではありますが、ここはシンプルに理解できると思いますし、疑う余地もありませんね。

もちろん、どのような業務をRPAに任せるか、この基本部分が曖昧なままのスタートでは、効果も期待できませんが。

RPAは準備次第

しっかりと準備さえしていれば、RPAは間違いなく効果がでるものです。

一度使いこなしサイクルがハマれば、生産性は向上します。

だって、今まで人がやっていることを、そのままコンピュータにやらせる、というのがRPAなわけですから。

人間が10倍速で動いてくれたら、人件費削減できるのは容易に想像できますよね。

RPAはまさにそのイメージが現実になったもの、効果が出ることは間違いありません。

ただ、イニシャルコストもランニングコストも、決して安くはありません。

このコストをしっかりとペイするには、しっかりとした準備が必要です。

どのような業務が対象となるか?

既存システムとの連携はうまくいくか?

ロボの作成、運用、保守は誰がやるか?

このような当たり前のことをしっかりと事前に決めておけば、それほど大きな失敗はなさそうです。

まとめ的なもの

RPA導入で、多くのルーチンワーク、単純作業が自動化されます。

そして人間は、これまでなかなか手を付けられなかった「緊急性は低いけど、重要性は高い」作業に着手していくことができます。

働き方改革で目指したいのは、単なる時短、労働時間短縮ではなく、その先にある「やりがいのある仕事」の探求です。

うちの会社でも、部署によっては残業が慢性化していて、職場の関係性が悪化しているようなことも見受けられます。

他の案件もたくさん抱え込んでいるので一気には進められませんが、できるだけ早くRPAを導入して、業務を楽にしてあげられたらと思っています。

そうして、職場の関係も改善し、みんなが仕事の楽しさの部分を考えられるようになったら最高ですね。 

RPA革命の衝撃

RPA革命の衝撃

 

 

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