WeWorkが名古屋にオープン!働き方改革の参考にセミナー参加してきました。
WeWork、ついに名古屋進出!
昨年日本にも進出し、物凄い勢いで拠点を拡大しているWeWork。
5月にはついに名古屋にもオープンします。
昨年日本上陸したときから、働き方改革のツールの一つとして気になっていました。
中京圏では初となる拠点ですので楽しみにしていたところ、ソフトバンク担当者よりセミナー・内覧会の案内を頂き、即ぽち!と思いましたが、興味だけで参加してよいものか…。
具体的な入居予定はないのでどうしようかと悩んでいましたが、担当者に相談したところ、全然構わないとのお言葉頂きましたので、まずはセミナーに参加してきました!
WeWorkとは
さて、いきなり興奮気味に「参加してきました!」と切り出したものの、WeWorkをご存知ない方もいらっしゃるかと思います。
まずはWeWorkがどういったものなのか、ざっくりと紹介させていただきます。
WeWorkは、2010年にニューヨークで生まれたコワーキングスペースを運営する会社です。
「なんだ、シェアオフィスね」と思われた方、違います、「コワーキングスペース」です。
なぜここを強調するのかは、おいおい説明しますが、とりあえずはシェアオフィスに付加価値のついた上位互換と思っていだいても構いません。
現在世界に425拠点を展開し、日本には昨年、2018年に現地法人WeWork Japanを設立しました。
創業10年以内、評価額10億ドル以上、未上場の企業はユニコーン企業と呼ばれますが、WeWorkはこの記事を書いている現時点で、ユニコーン企業の中で評価額5位にランクインしています。
昨年日本に進出したばかりなのに、もう年内に20拠点達成する予定で、破竹の勢いのWeWork。
もしかすると、10年後にはGAFAと肩を並べているかも?
ソフトバンクビジョンファンドが出資しています
孫正義率いるソフトバンクのソフトバンクビジョンファンド、昨年サウジの皇太子が関与を疑われている事件が明るみに出た際にも話題になりましたね。
このソフトバンクビジョンファンド、WeWorkにも出資していて、出資比率は50%です。
日本の現地法人であるWeWork Japanも、ソフトバンクが50%出資しています。
セミナーの中でのお話ですが、孫会長はなんと12分のプレゼンで出資を決めてしまったそうです。
孫さんが買いあさるのを柳井さんが諫める、そんな光景が取締役会で繰り広げられるというのをどこかで読みましたが、納得です。
ソフトバンクはアリババにも出資していますが、CEOのジャック・マーとの面談では、10分の面談のところ、5分話を聞いたところで出資を決めてしまったという逸話もありますね。
もはや意思決定というよりも野生の勘です。
企業価値を比較してみるとゾッとする
上記ユニコーンランキングのサイトでは、470億ドルと評価されていますが、これは日本円にすれば約5兆円ですね。
これを書いている時点で、ソフトバンクグループの時価総額は11兆円、ソフトバンク、通信単体の時価総額は6兆円です。
上場してなくてこれですから、IPOしたらソフトバンクの時価総額は一気に越えていくのでしょうね…。
ちなみに、これを書いている時点ではソフトバンクグループは国内時価総額ランキング2位、通信単体では10位です。
みずほフィナンシャルグループは22位で4兆3千億円で、WeWorkに負けています…。
いくら世界のビジネスの中心、経済好調のアメリカの企業とは言え、これはゾッとする現実ですね…。
以上がWeWorkの概要です。
共有オフィスではなく、協働スペース
先ほどWeWorkはシェアオフィスではなく、コワーキングスペースだと言いました。
ザックリ言ってしまえば似たようなものなのですが、あえて明確に分けたいと思います。
正直なところ、私も今回のセミナーに参加するまでは、明確な違いがわかりませんでした。
でも、話を聞いた今、その違いははっきりとしていますし、WeWorkの魅力をよりよく理解できたと思っています。
まずシェアオフィスですが、こちらは直訳すれば仕事場の共有。
Wi-Fiや飲食スペースなども充実しているシェアオフィスもあるとは思いますが、あくまで場所の共有にとどまります。
WeWorkは、もちろんシェアオフィスの概念も含むのですが、さらにもう一歩も二歩も踏み込んでいます。
違いはコミュニティマネージャー
WeWorkのフロアには、コミュニティマネージャーという方がいらっしゃるそうです。
このコミュニティマネージャーの働きがあるからこそ、ただの仕事場の共有にとどまらないサービスとなるのだそうです。
コミュニティマネージャーはただのフロアの支配人というだけでなく、入居者のビジネスを深く理解してくれています。
複数名いるそうですので、担当の割り振りはあるかと思いますが、全員で入居企業の全てを把握しているということ。
ですから、ある入居企業がビジネスの相談をすれば、入居者の中でコラボレーションできそうな企業を紹介してくれます。
また、国内でも既に20拠点あるので、他拠点の入居者とのコラボもセッティングしてくれますし、もし海外進出などを考えているのなら、現地の拠点のコミュニティマネージャーとも連携して…等々、かなり頼りがいがありますね。
そんなコミュニティマネージャーがいるからこそ、ただのシェアオフィスにとどまらず、入居者間でのコワーク、協働が生まれるのでしょうね。
小さく初めて大きく展開できる
聞いていて面白いと思ったのが、新規事業立ち上げ時のWeWork利用の話。
通常、新規事業起ち上げの準備の際はミニマムスタートします。
ただ、立ち上げスタッフは少人数ですが、いざ立ち上がれば、営業部隊も入ってくるので、それを見越して不動産を選ぶ必要があります。
ですので、ローンチするまでの間は完全に無駄なスペースとコストがかかってしまいます。
もしそんなときにWeWorkを利用すれば…というお話です。
WeWorkではまずは少人数で利用できる省スペースオフィスから始まって、1フロア丸々借りるということまで可能です。
ということは、ミニマムスタート時は小さく初めて、ローンチしたらスペースを拡大し、軌道に乗ったらさらに大きく展開できるということ。
事業の規模にあわせて拡大でき、これまでの不動産のように転居する必要もありません。
もちろん、他の入居者との兼ね合いもあるので、これもコミュニティマネージャーとの詳細な打合せが必要になるとは思いますが。
まとめ的なもの
たった1時間半程度のセミナーでしたが、プレゼンテーターの話がとても上手で、3時間分くらいの情報量だったと思います。
まぁ、セミナー後に根掘り葉掘り伺ったので、追加で1時間はしゃべらせてしまったかもしれませんが…。
お話を伺いながらひたすらスマホでメモをとっていましたが、あまりに多くて紹介しきれません。
入居者についてですが、こういったスペースはIT関係の企業ばかりなのかと思っていましたが、製造業や卸売、小売業まで入居されているそうです。
また、エンジニアが転職活動をするのにWeWorkを拠点にするという例もあるそうです。
利用方法もかなり自由で柔軟性がありますね。
最も安いプランで4万9千円だそうですが、水道光熱費、通信費、福利厚生費も含まれていて、ビジネスマッチングもしてもらえると思えば、かなりお安いサービスのようにも思えます。
また、共有スペースであっても固定席プランであれば、なんと商業登記ができてしまうのだそうで。
いやまとめに入ったのにまた話題が拡散していってる…。
たった2時間半程度お話を聞いただけで、これだけ溢れる魅力を感じてしまうWeWork、次は来月の内覧会に参加します。
内覧会では今回のセミナーとは違ったお話が聞けるとのことですので、また面白いお話を聞くことができたら、続報エントリーしたいと思います。
それではまた。