第二領域、こなしてますか?
こんにちは。
なかなか進まぬ会社施策に、喝!かぁーつ!!
というわけで、愚痴&時間管理マトリクスのお話。
最近仕事でOffice365の導入を検討しているのですが、なかなか検討段階から動き出せず、困っています。
私は総務、会社には情シスがあるので、システム案件は総務サイドだけで進めることはできない。
必然的に情シスとの打合せ、段取りなどが発生しますが、情シスの課長さんが忙しいことを理由に日程調整に非協力的…。
この案件はそちらの部長さんからもお話いただいてますから、忙しくても協力していただかないと、そちらも評価にも繋がるのでは?と思いつつ。
いずれにしても、このシステムは全社的なシステムインフラですので、早期導入しフル活用することが生産性向上に直結します。
導入とはいっても、古いPCにバンドルされたOfficeを使い続けるか、償却も終わっているPCのリプレースと同時に、契約もサブスクリプションに切り替えるか、それだけ。
コストがかかると言っても、いつかは切り替えが必要になるもの。
コストの先延ばしをできることよりも、導入メリットを先延ばしする弊害のほうが大きい。
そんなわけで、私としては重要度がかなり高い部類の案件だと思っております。
ただ上記の通り、今のPCにOfficeが入っていないわけではないので、緊急度としてはなによりも優先すべきことというわけでもない。
こういう話になると頭に浮かぶのは、重要度と緊急度の四象限、時間管理マトリクスですね。
縦軸に重要度、横軸に緊急度がきて、よっつに分ける、アレです。
第四領域、重要度も緊急度も低い、いわゆる無駄なこと。
第三領域、重要度は低いが緊急度が高く、よくこれに振り回されます。
第一領域、重要度も緊急度も高い、クレームや身に迫った危機など。
さて、第二領域、重要度が高いけど、緊急度が低いものが残りました。
実はここが、多くの人が抜けてしまうところ、ということになります。
どのような領域かというと、将来的な投資です。
会社で言えば今後の軸となる新事業だったり、個人で言えばスキルアップだったり。
事業承継のための後継者作り、次世代幹部の育成もそう。
それが実を結ぶのは先になるので、明日、また明日と先延ばしにしてしまう。
第一領域はといえば、もうやるしかなく、選択肢はありません。
その次に、と思うのですが、第三領域、緊急度の無駄な会議等に振り回されがち。
その結果、第二領域に時間をかけることができなくなってしまう。
ついつい緊急度を基準にして優先順位をつけてしまうのですね。
でも、第二領域を疎かにする人や組織は、その場に停滞することになります。
緊急度の高い仕事はこなせているので、日々忙しく過ごしてはいるのですが、レベルアップがない。
同僚やライバル企業は日々成長しているはずですので、自分だけ取り残されてしまいます。
では、同僚やライバル企業も停滞していたら?もしそうであれば、その市場が新しい技術やサービスに代替される日も近いでしょう。
そうならないためにも、第二領域を少しずつでもこなしていかなければなりません。
今回のOffice365導入も、ただのシステム導入にあらず。
しっかり使いこなせば、業務全体が効率化し、コミュニケーションが加速する。
導入直後から加速するので、遅れればその差は取り戻せませんし、早ければ他社を出し抜けます。
個人でも組織、企業でも同じです。
緊急でないがゆえに見えにくくなっている重要なこと。
それは人それぞれですし、潜在的で、しっかりと考えないとまだ見えていないかもしれません。
なにか明確な目標ができれば、おのずと見えてくるものかもしれません。
その第三領域に当てはまるものが見つかったときの為に、ただ忙しいだけの第三領域、全く無駄な第四領域をしっかり圧縮して、第二領域に着手できるように備えておかなければいけませんね。
その意味でもOffice365!!無駄な作業を圧縮!TV会議で移動コスト圧縮!!
クラウド化でメンテナンスの人的コストも圧縮!!
さっさと導入・活用して、改善や次の一手を考える時間を作りたいです。